『いい眺めね。今すぐにでも貪り尽くしてやりたいくらいだわ』 「……っ」 シーツに染み付いた淫臭にゆっくりと昂らされる。戒められた両手を挟み込み、ルミアは汗ばんだ内腿をすり合わせる。 『人の営みを踏襲するのが一番そそる』--淫魔の嗜好のままに、天使の肢体はベッドへと横たえられていた。