「私…ヒトミで…いいんですか提督。…うん。あなたが私を選んでくれて嬉しい。でも…イヨちゃんも…提督のことがとっても好きなの」 彼女の言葉に、真夏のプールサイドのような息の詰まる湿気が籠もる。 「だから提督…」 目を細めて彼女は僕をかどわかす。 「イヨちゃんには…内緒にしてね」