41.拡散/小田ひで次 現在の作風とは異なり、当時の小田作品は狂気じみた描き込みが凄まじく、それは苦手な人が数ページで挫折するタイプの"強烈さ"であった。俺の周りでも漫画好きを自称する殆どの人がダウンしていたが、それを見るにつけ作風の佇まいはむしろ孤高ですらあったと印象に残っている。