もう何冊目になりましょう。"終身名誉恵子マイスター"と称えたい、しぐれ卿さんの『宙×恵』本。汲めども尽きせぬ甘酸っぱさを、何故こうも持続できるのか。怪物ですね。その眩さに、煤けた中年はこっそり指の隙間からザーザザンするのみです。