淫魔の巣の最奥。繭のような触手が震えそのたびに粘液が溢れ出る。それは触手に呑み込まれた初夏を触手が嬲ることによって溢れるものだった。淫気を脳に腹に、媚毒を呑ませながら、胸から秘所から力を喰らい、時が来れば卵を産ませる。快楽に蕩けその身を明け渡すことだけが許されていて……